基礎編 3

ぐっすりねんねの、ココがポイント!

段階毎のねんね【寝返りまで】

みなさんこんにちは、ミキサリッドです。
ねんねの面から育児を考える「ねんねのアレコレ」へようこそ!

今回は、「寝返りまでのねんね」について、お話して参ります。
今回を皮切りに3話ほど、ねんねに関わる成長段階毎に、どういう特徴があるのか、どういったことが問題になりやすく、どういったことに力を入れるべきなのか、
こうした事を説明して参ります。

内容は以下の通りです。

  • この頃の特徴
  • よく出る課題と、その解決策
  • 次の段階へ備えるために
  • それではさっそく、一つずつ見ていきましょう!

  • この頃の特徴
  • まだ夜長く寝てはくれない。

    産まれたばかりの赤ちゃんは、一日のほとんどを寝て過ごします。
    おむつを替えて、ミルクを飲んで、ねんねする。この繰り返しです。
    最初は2~3時間程度の周期で、月齢を重ねるにしたがって、3~4時間程度まで周期が伸びます。
    (個人差と、なにより母乳か粉ミルクかで違ってきます。詳細は●●の記事にて。)
    そして、これは「昼夜問わず」繰り返されます。
    深夜だろうが、明朝だろうが、全くお構いなしですので、辛いですよね。
    育児生活の最初のカベが、このゆっくり眠れない生活リズムでしょう。

    与えられる「環境」が、そのほとんど全て。

    ある意味当然の事ではありますが、
    この時期の赤ちゃんは自分ではほとんど何もできず、何もわかりません。
    ミルクを飲めば、自分がどれくらいで満腹なのかもわかりませんし、
    手足を動かしてみても、それが自分の身体の一部であることもよくわかっていません。
    当然、寒いからと布団をかぶることもできませんし、
    うるさいからと別室に逃げる事もできません。
    ただただ与えられる環境を受けて、あまりに不快なら泣く、しかできないのです。
    逆に言えば、環境が良ければ概ね満足、と言い換える事も出来ます。
    そして、どんな環境がいいのかは、身体がまだ発達していない事もあって、
    概ねどんな子にも共通です。

    個性も無くはありませんが、ほんとにごく僅かな部分で、と思ってください。
    例えば、ビニール袋をくしゃくしゃした時の音は、多くの赤ちゃんの興味をそそるようですが、
    中にはあまり興味を示さない子もいる、というような。
    間違っても、冷房をガンガンにきかせたお部屋を好む子なんていません。
    それは厚着のさせ過ぎか、弱い冷房にイライラしている周りの人間の雰囲気などが原因でしょう。
    また、「何もわかっていないから」といって、スキンシップが無意味であるわけでもありません。
    赤ちゃんと接する時の触れ方や声に優しさがあることを、なんとなく感じています。
    理屈や意味は分からずとも、感じることはできる、それが赤ちゃんです。

    この頃に覚える、大きな2つ。「寝返り」と「昼夜の理解」!

    「とはいえ、この時期の赤ちゃんは驚くべき速度で発達、成長していきます。
    たった数ヵ月で、身長で言えば1.2倍程度、体重は2倍以上にも。
    大人だったらえらいことです。笑

    そうした成長と共に、赤ちゃんは様々なことを習得、学習していくのですが、中でも、ねんねに関する重要な2つについて、解説していきます。

    (1)「寝返り」という、初めての自力移動

    言うまでもなく、赤ちゃんは自力で移動することができません。
    それどころか、四肢でさえ思ったようには動かせないんですね。
    そんな中で、初めて覚える自力で移動する手段が「寝返り」になります。
    寝返りは、赤ちゃんにとって全身を使っての大きな運動になります。日中の起きている時間も含め、安全なスペースを確保し、ぜひどんどんさせてあげましょう!心身の発達にとても重要なことです。この寝返りをし始めたら、Nidoo Bioは卒業となり、赤ちゃんは次の段階に入ります。

    この研究からも、少なくとも早寝に関しては、
    子供の発達における大きなリスク回避に繋がると考えられます。
    (2)意外と言えば意外、「昼夜の理解」

    赤ちゃんはこの寝返りまでの間に「昼夜を理解」していきます。
    昼は明るく活動する時間、夜は暗く眠る時間、と。
    とはいえ、一日中寝ているし、夜もミルクで起きるしで、いまいちピンときませんよね。
    私個人的には、「順応していく」という感じなのかな、と考えています。
    あくまで、「何時から何時までが夜」といった事ではなく、
    陽が出ているタイミングに活動できるよう、だんだんと身体を慣らしていく、そんな感じでしょうか。
    もちろん言葉では理解できません、赤ちゃんが判断する材料は「光を感じ取れるか否か」です。
    赤ちゃんは目をつぶっていても、まぶたが薄く、ちゃんと光を感じているそうです。
    寝てばかりの日々の中でも、実はこっそり感じ取っている訳です。

    そしてこの理解が上手くいっているかどうかが、次の段階での「キーポイント」となります。

  • よく出る課題と、その解決策
  • 周期が短い。

    例えば1時間程度ですぐ起きてしまい、ミルクをあげないと泣き止まない場合。
    これは様々な原因で、一回のミルクで十分な量を摂取できていない可能性があります。
    良くあるのが、完全母乳で育てている時です。
    母乳だと、どれくらい飲んでいるのか、どれくらい出ているのか明確にわかりません。
    結果、実は少なすぎた、ということがあったりします。
    解決策は、よりしっかりと一回で飲んでもらう、これに尽きます。
    より詳細な説明については、「母乳とミルクと吐き戻し」の記事に記載致しますので、
    そちらをぜひご覧になってくださいね。
    場所を変えたり、おさんぽにつれていくと泣き止むなら、どちらかというと環境が原因でしょう。
    何かしらお部屋に赤ちゃんにとって眠りにくい要素があるのかもしれません。
    こちらも各要素毎に記事がありますので、ぜひご覧になってください。

    寝つきが悪い。

    どうにもぐずって、ミルクを飲んだ後もなかなか寝てくれない。
    これは、本当に様々なことが考えられますので、一概には言えません。
    ただ、この段階の赤ちゃんは基本的に「よく寝ます」。
    1.お腹がちゃんと満たされており、
    2.環境がちゃんと整っている
    ならば、概ね寝てくれるといっても過言ではありません。
    ですから、まずは何をおいてもこの2つの条件をキッチリ満たしてあげましょう。
    それでもどうしても寝ない、寝てくれないんだという方は、
    抱っこの方法をいくつかご紹介しますので、試してみましょう。
    別記事にまとめますので、よろしければご覧になってみてください。
    最後に、イライラしないこと!
    一度赤ちゃんが満足する状況さえ整えられたら、もうほとんどそこがゴールです。
    必ず見つかりますので、一緒に探していきましょう。

    置いた瞬間起きる、いわゆる「背中スイッチ」。

    一番辛いの代表格といっても過言ではない、この課題。
    私たちもこればっかりは、ある程度個性に左右されると言わざるを得ません。
    敏感な子もいれば、そうでない子もいます。


    とはいえ、いくつかの改善ポイントを。
    一つは、目を閉じて寝入った感じになった後、すぐには置かず「10~20分程度」抱っこし続けることです。
    置かれたかどうか分からないほど、熟睡してから置くのです。
    もう一つは、音楽をかける事。
    他の意味合いでも音楽をかけたほうが良いと考えますが、こうした対策にも多少なりとも効果があります。

    そして、寝具を見直すこと。
    背中スイッチが入る一つの要因として考えられるのが、布団に触れた時のひんやり感です。

    これは素材によって思った以上に違うので、そうした感じが少ないものを選ばれた方が無難です。
    もう一つは、姿勢の変化による強張りです。
    抱っこされている赤ちゃんは、多くの場合は少し背中が丸まり、上半身が下半身より上になっています。
    これがお布団に置かれた瞬間、真っすぐになります。
    すると、飲んだばかりのミルクが戻らないよう、身体には力が入ります。
    結果、起きてしまうのではという考え方です。
    手前味噌なお話で誠に恐縮ではありますが、もし本当にこの課題にお困りであれば、
    一度Nidoo Bioをお試し頂くことをご検討頂けますと幸いです。
    ひんやり感が無く、姿勢の維持がしっかりでき、研究された最適な硬さのクッション等、この課題に対しても効果的です。
    さらに、夜の間もずっと使える事もポイントです。
    とはいえ、ほんとに個性の影響が大きい課題で、「改善の可能性がある」というお話になりますので、
    まずは1ヵ月のお試しプランをお勧め致します。

  • 次の段階へ備えるために
  • 「環境」は全年齢対応!ずっと使える最強ベース!

    温度や湿度、音、光等で構成される基本的な環境は、
    一度整えて維持できれば、ここから先もずっと効果を発揮します。
    なんなら、大人の睡眠の質すら、向上させてくれる可能性も!
    まだこの頃は、赤ちゃんがストレスを受ける要因がかなり限定的です。
    だからこそ、環境の影響はとても大きいのです。
    次の段階になると、いよいよ「夜泣き」が始まります。
    この頃に、出来る限り夜泣きを発生させない、発生した場合に試みるべき対処を限定できることが、
    環境を徹底する大きなメリットの一つです。

    また、赤ちゃんをお迎えする前に準備できることでもあります。
    その方が余裕を持って準備ができるので、お勧めですよ!

    「環境」を以て、「昼夜の理解」を制す。

    なぜこれほどまでに、「昼夜の理解」と口を酸っぱくしてまで言うのか。
    それは、これが「習慣化」の基礎になるからです。
    或いは、これこそがまさに「習慣化」の第一歩とも言えます。

    成長すればするほど、起きていたい欲求は高くなります。
    もっとおもちゃで遊びたい、もっとテレビを見ていたい、大人は起きているじゃないかという文句、などなど。
    それでも、身体が眠くなってしまえば、「でも眠たいしなぁ。。。」がそこに入り込みます。
    そうなると、眠ると嬉しいことがあるよ的な言葉をかけてあげる事で、「じゃあ寝てもいっか」となる訳です。
    そうです、言葉の響き方が変わります。
    ではどうやって習得させてあげればよいのかというと、やはりこれも「環境」です。
    気持ちよくねんねできる環境をベースに、主に音と光を操る事が重要となりますので、
    ぜひそちらの記事をご覧になってください。

    Nidoo Bioは、プラスアルファの環境。

    この頃の赤ちゃんにとって、寝具とはまさに「自分の居場所」です。
    ほとんど四六時中いる場所ですから、やはり影響力のある要素です。
    とはいえ、なぜこれを基本と呼ばないかと言えば、それは「この時期限定」だからです。
    これまでにも記載した通り、背中スイッチが敏感な子や、吐き戻しが激しい子など、
    赤ちゃんにはそれぞれ個性があります。
    そしてこれらの個性は確かに、いつかは発達と共に解決してくることかもしれません。

    しかし、そうした個性によって、悩み込んでしまったり、疲れ果ててしまう方も大勢います。
    ある意味ゴールが見えないマラソンのようでもあります。
    Nidoo Bioというベビーネストは、そこを乗り越えて「ぐっすりねんね」してもらう為の、
    今よりねんねを好きになってもらう為の、プラスアルファの要素と言えます。
    絶対に必要という訳ではありませんが、あれば大きな助けとなるアイテムです。

    「よくねんねしてくれる」以上に親が助かることは、なかなかありません。
    そうした意味でも、もしよろしければぜひご検討ください。
    少なくとも私どもにとっては、子供二人ともよく寝てくれ、間違いなく助かったアイテムです。

    今回のまとめ

    いかがでしたでしょうか。
    お伝えしたいことがとても多く、長くなってしまい申し訳ありません。
    ここまで読んでくださった方、心から感謝申し上げます。

    つまるところは、「環境を整えよう!」ということに尽きます。
    ただ、どうしてそうするのか、そこにどんな理由や背景があって、
    どんなメリットを望んでいるのかを理解することは、柔軟な対応をする上では必要不可欠です。
    また、パートナーに理解してもらう上でも、役立つのかなと考えております。

    さて次回は、いよいよ「ミルク泣き」と「夜泣き」が混在する魔境、
    「1歳頃まで」について解説して参ります。
    ここでの成果が目に見えるようになり、習慣が定着し始める時期でもある、大きな分岐点です。

    またもや長くなりそうで誠に恐縮なのですが、ぜひお時間がある際にでもっ・・・!

    それでは、次回もぜひお楽しみに!
    以上、「基礎編③:段階毎のねんね【寝返りまで】」でしたー!