ぐっすりねんねの、ココがポイント!
音
みなさんこんにちは、ミキサリッドです。
ねんねの面から育児を考える「ねんねのアレコレ」へようこそ!
今回は「音」。
産まれたばかりの赤ちゃんは、大人が想像する以上に音に敏感です。
とはいえ、実はただ静かにすればいいかというと、そうでもないんです。
そんなちょっと気にしていきたいポイントをご紹介して参ります。
内容は以下の通りです。
それではさっそく、一つずつ見ていきましょう!
無音、という落とし穴
まず押さえておきたいポイントがこれ。
「静かすぎるのも良くない」という事です。
特に初めてのお子さんの場合は、ついつい気を使ってしまいがちですよね。
なんといっても、可愛いですから!
すやすやねんねしている姿を見れば、もうほんの少しの邪魔もしたくない!させてなるものかー!みたいな(笑)
普段なら気にしない「扉が閉まる音」や「足音」でさえ、出来る限り消そうとしてみたり。 気付けば、お部屋はほとんど「無音」状態に。
更には、実は「無音」の方が、赤ちゃんには「慣れていない環境」なんです。
それというのも、ママのお腹の中は結構色々な音が鳴っていて、全然静かではないらしいのです。
ですから、適度に音がある環境の方が、落ち着いてくれるまであります。
よく「二人目の方がなんだかよく寝てくれる」ということがありますが、こうした事が要因になっていることがあります。
上の子がいると、どうしても一人目の時のような静かさは保てないですからね・・・(笑)
なので、最も重要なことは、「適度な静けさ」だと考えましょう!
適度、を考えてみる。
音を考える上で最も難しいなと感じるのが、この点。
そう、「数値で確認できない」という事です。
よもや一般のご家庭に、騒音計などほとんどお持ちではないかと思います。
ですから、温度や湿度のように、「何デシベルに抑えましょう」というのは難しいんですね。
そういう訳で、私たちがおススメする考え方は、「赤ちゃんがいない時より一回り小さい音」です。
例えば、テレビはいつもよりちょっと小さいな、と思うくらいの音。
例えば、普段より一回り優しい話し声。
そんな感じで、調整できる音は一回り、ちょっと小さめ・優しめを心がけてあげると、落ち着きやすいように思います。
ただ、月齢で3ヵ月ともなると、日中の活動時間が長くなり、
赤ちゃんがねんねしてくれる時間はパパママにとっての「ホッとできる大切な時間」にもなってきます。
となると、やっぱりねんねから出来る限り起こしたくはないな・・・って気持ちが出てくると思います。
そこで重要になるのが、「反応しやすい音を避けよう」という考え方です!
赤ちゃんが起きやすい「音」
私たちが子育てする中で、赤ちゃんが高確率で起きてしまう音がありました。
それがこちら!
1.金属や陶器類が当たる音
2.蛇口から水が出る音
3.テレビの「笑い声」
つまり、「バラエティ番組を見ながらお料理や洗い物をする」状況は、最高に起きやすいです(笑)
ですから、ねんねしてくれている際に行う家事としてはお洗濯や拭き掃除等がおススメで、もしお料理や洗い物をされるのであれば、赤ちゃんは別室でねんねしてもらった方がいいでしょう。
他にも、扉を閉める際の金具の音や、電子レンジの「チーン」音など、こうした音は、小さい音でもやはり反応しやすいように思われますので、起こしたくないなという時には注意してみるといいですよ!
ちゃんと分けて考えよう!
産まれたばかりの頃は、それこそ昼夜関係無く、一日のほとんどを寝て過ごしますので、
ついつい一緒くたに「ねんねしやすいように」と考えてしまいがちですよね。
そうなると、ついついお昼間のねんねでも「夜に近い環境」を作りがちです。
次回のテーマ「光」にも関連しますが、夜中と同じような環境でお昼寝をしていると、
赤ちゃんは昼と夜の区別がいつまでもつかず、夜ぐっすり眠れなくなってしまったりします。
そうなると、月齢4ヵ月頃を超えて、日中の活動時間がかなり長くなってくるはずの頃でも、
お昼寝の量が多く、夜なかなかねんねしてくれない、という事になってしまいます。
夜ねんねできないということは、日中が寝不足にもなりがちで、
これが悪影響を及ぼし、集中力や理解力、好奇心の低下を招き、結果として発達を遅らせる事も。
こうした事から、お昼間のねんねと夜中のねんねは、ちゃんと分けて考えましょう!
お昼間は音があるのが自然、夜中は音が無いのが自然。
ではどうメリハリを付けるのか。
それはやはり、「生活音の有無」で分けるのが良いでしょう。
上記で「無音の環境を避けよう」とお話ししましたが、お昼間についてはこの意味でも避けるべきとなります。
ちゃんとある程度生活音が聞こえる環境で過ごさせてあげて、そうした音に慣れ親しむことが大切です。
「起こしちゃうのが心配」という方は、上記の反応しやすい音を避けることで対処していきましょう!
一方で、夜はなるべく生活音を出さず、静かな環境を整えてあげましょう。
夜は静かにねんねする時間なんだという事を、環境から教えてあげる事が大切になります。
とはいえ、上記の通り「無音」は赤ちゃんにとっては「慣れない環境」です。
夜だけ無音にしてしまうと、夜だけ落ちつかない、となってしまいかねません。この時役立つのが、音楽です。
オルゴール演奏の音楽
最も選びやすいもののひとつかもしれません。
選曲は激しいものでなければ何でもよく、パパママの好みにも合わせやすいのが利点です。
ただ、寝かしつけ効果が高い!というよりは、無音を避けるため、と考えた方が良いでしょう。
色々聞かせていく中で、赤ちゃんの好みのものが見つかったりすると嬉しいですが、なかなか簡単には見つかりません。
ただ、育児の中で疲れていくパパママにとっても、気分が落ち着く手助けになり、それが赤ちゃんに伝わる、という副次的効果も期待できますよ!
ホワイトノイズ
こちらは、より赤ちゃんの耳に合うように特化したものとなります。
全ての周波数で同じ強度となるノイズ、それがホワイトノイズです。
・・・とはいってもよくわかりませんよね(笑)
テレビの砂嵐なんかに代表される、「シャー」という感じの音です。
このホワイトノイズには、赤ちゃんに対する鎮静効果がある、という研究結果があります。
夜の無音を避ける意味では、これ以上ないピッタリな効果ですよね!
ただ、こちらは音楽とかではないので、眠ろうとする大人の耳にとっては、いささか煩わしく聞こえるかもしれません。
また、鎮静効果=即寝てくれる、という訳でもありません。
ですから、あまり過度に期待し過ぎない程度が良いかと思います。
反町隆史さんの名曲「ポイズン」
「え、ほんと?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ホントです。
私たちも今現在、お世話になっていたりします。
参考記事:https://youpouch.com/2021/07/07/769143/
ただ、私たちがお世話になる中で、いくつか注意したいポイントがありました。
一つは、基本的に「泣いてぐずっている際の寝かしつけに有効である」という事。
逆に言えば、落ち着いてニコニコしている時にはそこまで効果を感じず、
また「寝続ける」という点にはあまり効果が無いような気がしました。
ですので、私たちは寝始めたらホワイトノイズに切り替えています。
もう一つは、「お昼寝時の乱用に注意したい」という事。
いつもコレ、となってしまうと、昼と夜のメリハリが付きにくくなりかねません。
ですので、「奥の手(ギャン泣き時は使う)」くらいがいいかもしれません。
とはいえ、効果は本当に絶大です!
上手に聴かせてあげれば、パパママの大きな助けとなりますよ!!
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで読んでくださった方、心から感謝申し上げます。
「無音が良くない」と知った時は、私もとてもびっくりしました。
あの寝顔を見ていたら、ついつい抜き足差し足忍び足になってしまいますよ、と。。。
2人目が産まれてからは、どうがんばってもそんなに静かにはできなくて、でもNidoo Bioの上でぐっすり眠ってる次男を見て、「あぁそういうものか~」と感じたものです。
さて次回は、「環境編➄:光」です。
いよいよ環境編もラストですね!それでは、次回もぜひお楽しみに!
以上、「環境編④:音」でしたー!