ぐっすりねんねの、ココがポイント!
温度
みなさんこんにちは、ミキサリッドです。
ねんねの面から育児を考える「ねんねのアレコレ」へようこそ!
今回は「温度」ということで、
そもそもどれくらいの温度がいいのかから、見落としやすいポイントまで、
一つずつ解説して参ります。
内容は以下の通りです。
それではさっそく、一つずつ見ていきましょう!
意外と幅は広い、ケド・・・。
皆さん、赤ちゃんと過ごすのに適した温度というと、どれくらいを想像しますでしょうか?
専門家の方々の回答は「20~26℃」や「24~26℃」と、かなり幅広い表現になっています。
私たちは最初、意外な広さに迷いました。(笑)
ただ、まずここで確認したい事は、基本的にこの範囲に収めるべき、という事です。
言い換えますと、20℃を下回ったり26℃を上回ったら、それは良くない状態という事です。
さらに、これは後述する「服装」がバッチリ完璧な状態なら、ということになります。
その時の温度にかみ合っていない服装なら、それは温度環境が悪い事と同じなのです。
ですから、基本的に私たちは「26℃」を目指してお部屋の温度調節をすることをお勧めします。
これは冬はもちろん、夏でも、秋冬も全く同じです。
この温度に設定しておけば、まずどんなに薄着でも寒すぎるという事はなく、赤ちゃんの身体への負担が少なくできます。
また、基本的なお部屋での服装が自動的に決定しますし、 特に寒い日に多少ここから外れても、服装や掛け物で調整がしやすいからです。
「迷わない」ということは、それだけで大いに助かります。
「温湿度計」は本当におススメ!
さて「じゃあ調整しよう」と考えた時、皆さんどうされますか?
そうですよね、「エアコンや暖房器具などの設定を変える」ことになります。
上記のおススメであれば、「26℃前後」での設定にされるでしょう。
・・・では、「今のお部屋の温度は一体何℃なのでしょうか?」
ここが見落としポイントの一つになります。
大人だけの生活であれば大抵の場合、「概ね設定通りの温度になっている」と考え、後は体感的に寒いか暑いかを判断し、設定を修正します。
しかし、実際には設定温度から結構ブレます。
よくありますよね、エアコンは同じ26℃設定で、あちらのお部屋はガンガンに冷えるのに、こちらのお部屋はなんだか暑い、みたいな。
つまり、意外に「お部屋の温度を正確に知っている人は少ない」のです。
そしてさらに、この「体感」が非常に当てになりません。
女性の方は比較的寒がりな方が多いですし、男性は暑がりな方も多いでしょう。
さらに加えて、「その時あなたが何をしているか」でも変わってきます。
家事などで動いていれば比較的暑く感じやすく、テレビなどを見てじっとしている時などは寒く感じやすいでしょう。
ですから、しっかりと「数字」で判断したほうが良いと私たちは考えます。
そうすることで、間違いなく狙い通りの環境を整えることができ、夫婦間でも共通の認識を持ちやすく、楽ちんですよ!
夜も維持しよう!
皆さんの中には、「夜のエアコンや暖房機器の点けっぱなしは良くない」
と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、赤ちゃんに限ってはこの考えを捨てましょう。
特に真夏では深夜もずっと暑かったりしますし、真冬は明け方までに全力で冷え込んでいきます。
空調機器無しでは、間違いなく快適ではいられない温度変化が発生します。
重要なことは、空調機器をしっかりと操ることです。
特にまだ夜のミルクがある内は、どのみち起きてミルクをあげるのです。
その際にちゃんと温湿度計を確認し、空調機器の出力(=温度設定)を調節してあげると、無理なく維持できますよ!
最高に快適を目指すなら必須!
私たち大人も、冬に半袖Tシャツでいたらしんどいですし、夏にジャケットなどなるべく着たくはありません。
赤ちゃんにとっても、全く同じことが言えます。
とはいえ、日々の室温がコロコロと変わっていては、服が何種類あっても足りません。
ですから、「いつも快適」を目指すなら、出来る限り徹底的に室温を一定に保ち、常に室温と服装を一致させてあげる事が重要となってきます。
こうすることで、親にとっても迷わないで済む、服の枚数が減らせる等、小さくはないメリットがあります。
服装から見た「26℃」という温度。
この温度の時、赤ちゃんはどんな服装が良いと思いますか?。
・・・答えは、半袖薄手の「パジャマ一枚」です。
低月齢なら、ロンパース等の肌着一枚でもOK。
断然、カンタンなんですね!
特に吐き戻しがまだ多い頃はお着替えが本当に大変になりますし重ね着するとなると暑いのか寒いのか、常に見て服装を変えなければなりません。
ですが26℃なら、ちょっと下がったら薄手のスリーパーを羽織らせてあげる、ちょっと上がったら空調を調節する、とシンプルです。
基本的に、暑いところから寒くなる際の調整はカンタンです。
もう一枚着させたり掛けてあげたりすれば良いからです。
その意味でも、薄手のもの一枚で過ごせるような温度にしておくと調整がカンタンですよ!
ポイントその1「空調の風」
まだ低月齢で、ずっとベビーベッドにいる赤ちゃんだと、「場所」というのは結構重要になります。
中でも一つ気を付けたいのが、「空調機器の正面」です。
エアコンの冷房を点けている時など、温湿度計が示す温度以上に寒く、体力を奪いがちです。
そうなると、せっかくの調整も無駄になってしまいます。
ですから、赤ちゃんの場所はできる限り「空調の風」が来ない場所を選びましょう!
ポイントその2「窓の近く」
なんとなく、陽が入る窓の近くにベッドを置いてあげたくなりませんか?
しかし私たちとしては、あまりお勧めしません。
特に真冬や真夏では、窓の近くは想像以上に外気の影響を受けやすいからです。
例えば真冬でしたら、カーテンを閉めた状態で、端に手をかざしてみてください。
思った以上に冷気の流れを感じられると思います。
逆に真夏ですと、想像以上に陽の光が暑く感じられます。
とはいえ、陽に当たることは大事だと思いますので、抱っこしてあげた際に窓際に連れて行ってあげるのが良いでしょう。
特に朝方に目覚めた時に当ててあげるのは、「昼夜の理解」にも効果的ですよ!
ポイントその3「温湿度計の場所」
百葉箱って、小学校で習ったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
地面からどれくらい離せとか、風通しの良いところを選べとか・・・。
それと似たようなお話で、「お部屋の中でも場所によって温度が違います」。
よく言いますよね、暖かい空気は上に行くし、冷たい空気は下に行くみたいな。
そうした事を含めた様々な要因で、お部屋の場所によって温度が違ってきます。
私たちが知りたいのは、「赤ちゃんがいる場所の温湿度」です。
ですから、なるべくベビーベットの近くに設置して、今赤ちゃんがいる場所の環境を見てあげてくださいね!
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで読んでくださった方、心から感謝申し上げます。
一言で「温度」といっても、意外と奥が深く、難しいですよね。
だからこそ、私たちは「簡単である・シンプルである」事も重要かなと考えております。
さて次回は、「環境編③:湿度」です。
温度と併せて調節できると、大人も快適ですよ!!
それでは、次回もぜひお楽しみに!。
以上、「環境編②:温度」でしたー!