環境編 1

ぐっすりねんねの、ココがポイント!

快適な環境とは?

みなさんこんにちは、ミキサリッドです。
ねんねの面から育児を考える「ねんねのアレコレ」へようこそ!

今回からは環境編ということで、私たちが最もねんねに最も大切だと考える「環境」について、解説して参ります。
初回の本記事では、「そもそも環境って何を指しているの?」というところをざっくりと解説し、次回以降でそれぞれの要素毎に深掘りしていこうと思います。

内容は以下の通りです。

  • そもそも、環境って何?
  • どうして環境が大事なの?
  • それではさっそく、一つずつ見ていきましょう!

  • そもそも、環境って何?
  • 基本は、「温度」・「湿度」・「音」・「光」の4つの要素。

    育児の中での「環境」と言うと、なんだかイヤな印象を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    例えば、幼稚園や習い事、果ては住む地域のことまで、「環境」と表現されることがあります。大丈夫です、そういったものは全く関係ありません。(笑) 私たちがぐっすりねんねの為に大切だと考える「環境」とは、以下の4つの要素のことです。 ①:温度 ②:湿度 ③:音 ④:光 これらの要素は、赤ちゃんが快適にねんねできるかどうか、密接に関係しています。 ですから、「お部屋のこれらの要素を整えて、まずは気持ちよくねんねしてもらおう」という意味で、 「環境が大事」と私たちはお伝えしています。

    「寝具」は、補助的な要素。

    「すごく良い寝具を買ったから、これで絶対良く寝てくれるはず!」ということは、基本的に無いと私たちは考えています。

    それよりももっとずっと、上記の4要素の影響が大きいです。ですから、私たちとしましては、Nidoo Bioをご購入してもしなくても、これをお読み頂いた皆様にはぜひこの4要素を整えて頂きたいと考えております。
    ただ、基礎編でお話ししました通り、 まだ身体が未発達の時期、特に産まれてから寝返りまでの時期については、 特に寝具の影響は大きいと考えます。
    なぜなら、ほとんど一日中、その寝具の上で生活しているからです。
    そりゃそうですよね、私たち大人だって、 フッカフカの気持ちいいベッドの上なら何時間だってゴロゴロしていたいですが、 せんべい布団の上ではなかなか「んー、ちょっと・・・」となります。(笑)
    加えて、身体がまだあらゆる部分で未発達であることも大きな理由です。
    例えば、大人はちょっとした寝相程度で食べたり飲んだりしたものを戻しませんが、 この頃の赤ちゃんは意図せずに「吐き戻し」してしまいます。
    排便の感覚すらよくわかっていませんし、体温調節も全然へたっぴで、 頭蓋骨は体勢の癖だけで歪んでしまうほど柔らかい・・・
    改めて書いてみると、びっくりするほど「未発達」なのです。
    赤ちゃんにとっての「良い寝具」とは、 こうした未発達さをカバーしてくれるものと、私たちは考えています。
    「寝返り後」の段階でベビー布団をお勧めするのも、そうした理由です。
    ベビー布団は平坦で、大人用の布団よりも比較的硬めにできており、 これが「寝返りはできても寝返り返りができない赤ちゃん」にとっては窒息のリスクを減らし、 「どちらもできるようになった赤ちゃん」にとっては落下によるケガがありません。
    その意味では、Nidoo Bioは非常に機能的で、自信を持ってお勧めできる一品です。
    8つの特徴が、確実に赤ちゃんの快適さを向上させてくれるでしょう!

    そして、こうした快適さがあることで、よりねんねを好きになってもらったり、 ねんねしにくい個性を乗り越えてもらえたりするのです。
    とはいえ、そうしたものが無い時代でも、赤ちゃんたちは育ってきたわけです。
    その意味では、「絶対に必要なモノ」とは言い難いと思います。
    さらに言えば、8つの特徴がカバーしてくれる快適さがあっても、 基本環境が整っていなければ十分な結果は得られないとさえ考えます。
    ですから、こうしたNidoo Bioを始めとする「機能的な赤ちゃん用寝具」は、 「無くても大丈夫、でもあると大きな助けになるアイテム」とお考え頂くと良いでしょう。

  • どうして環境が大事なの?
  • 寝心地が良い環境は誰だって気持ちいい!

    基礎編の内容とも被りますが、ここでざっくりとおさらいしてみましょう。
    まずは産まれたばかりの頃。
    この頃は、基本的にミルクを飲んで、おむつを替えたら、後はほとんど寝ています。
    言葉はおろか、笑顔の意味もよく分からない赤ちゃんにとって、 環境がほとんど全てといっても過言ではありません。
    しっかりねんねできる環境を整えて、心地よくぐっすりねんねしてもらう。
    そうすることで、習慣化の第一歩である「昼夜の理解」も捗ります。
    次に、寝返り後の1歳くらい、魔境の頃。
    この頃になると、夜起きてしまったり、なかなか寝付かない理由がどんどん増えます。
    そんな時に、環境も整っていないとなると、起きてしまう要因が多くなりすぎ、 なぜ泣いているのか全く分からなくなってしまいかねません。
    環境をしっかり整えておき、それでも眠れない時は要因を切り分け、 しっかりと対処してあげる。
    そうすることで、ねんねの習慣を定着化させてあげることが大切です。
    最後に、その後の3歳くらいまで。
    自分の主張をするようになった子供たちは、もはや赤ちゃんではありません。
    「遊びたい!」、「ねんねイヤ!」、これらの主張に私たちは負けるわけにはいきません。
    ここまでで身体にはその習慣がしっかりと根付いています。
    後は気持ちを上手に納得させてあげる必要があるのですが、 寝苦しい環境ではその説得力も落ちてしまいます。
    心地よく寝られる環境だからこそ、「寝てもいっか」となれるのです。

    ・・・このように、どこまでいっても「環境」は基本のベースになります。
    とても簡単に言ってしまえば、「ついつい寝ちゃうような心地良さなら、そりゃ寝るよね」 ということです。(笑)
    裏を返せば、「寝苦しければ、そりゃぐずりたくもなる」とでもいいましょうか。
    試してみると分かります、大人でも寝心地良いな~と感じられると思いますよ!

    この4つが大事なワケ。

    温度、湿度、音、光。
    ある意味、なんかとても当たり前のことのようですが、これらが大事であるというには、それぞれ理由があります。
    それぞれざっくりとですが、一つずつ見ていきましょう!

    (1)温度

    こちらはもう少し複雑です。
    これは言わずもがな、という所ですが、赤ちゃんは体温調節機能が未熟です。
    暑ければ、必要以上に汗をかき過ぎて脱水症状になってしまったり、寒ければ、自力で体温を生み出す力が弱く、すぐに体温が落ちてしまいます。
    言い換えますと、適さない温度であればそれだけで、余計なエネルギーを消耗してしまいます。
    大人にとっての「寝苦しい」以上に、赤ちゃんの身体では「しんどい」のです。

    (2)湿度

    こちらはもう少し複雑です。
    多湿の場合には、汗が気化しずらく、熱発散を妨げます。
    熱が発散できない=身体に熱がこもる、という事ですから、快適なワケがありません。
    逆に乾燥していれば、気管を痛めやすくなります。
    空気中にホコリやチリ、菌やウイルスも飛散しやすくなっている中で、あれだけ大声で泣くのです。
    さらには、体感温度も下がりますので、常に汗をかく赤ちゃんには大人以上に寒く感じるわけです。
    乾燥については気にされる方も少なくありませんが、多湿も意外に大きなポイントです。

    (3)

    これは少し違った側面からのお話です。
    五感と言われる「視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚」の中で、産まれる前から赤ちゃんが使っていると考えられているのが、「聴覚」です。
    「胎教」を思い浮かべると、想像しやすいかもしれません。
    この為、赤ちゃんは「音」からの情報を大きな頼りにしていると考えられます。
    実際に、産まれたばかりの頃のあやし方は、「ビニールくしゃくしゃ音」や「子守歌」など、音に関するものが多いですし、「いないいないばぁ」のような、視覚に訴えるものはあまり大きな反応を示しません。
    その上で、音の条件は比較的整えやすいのも特徴です。
    効果が出やすく、条件が整えやすく、それでいて勘違いされているポイントも多いことから、基本の要素として考えています。

    (4)

    これもまた少し別の角度、もっぱら「昼夜の理解」の為に絶対に必要な要素です。
    基礎編をご覧になられた方ならもうお分かりでしょう、「昼夜の理解」無くして、「ぐっすりねんね」はあり得ません。

    他には無いの???

    「赤ちゃんのねんねに影響する環境」という事であれば、他にも確かにあります。
    例えば、「気圧」。
    気圧の低い時、例えば台風が接近するような日には、赤ちゃんが不機嫌になる事があります。
    大人でも頭痛が出る方もいらっしゃいますように、赤ちゃんにも何かそうした事があるのかもしれません。
    しかし考えてみますとこの気圧、どうしようもないんです。(笑)
    お部屋の気圧を調節するアイテムというのはちょっと見当たりませんし、お天気を変えることももちろん不可能です。
    ですから、「改善の方法が無い」ということで入れていません。
    また、「臭い・匂い」も挙げられるでしょう。
    確かに異臭がするような環境ではねんねしてくれそうもありませんし、良い匂いがする環境なら、良い結果を期待できそうです。
    ただこちらも考えてみますと、「異臭」を放っておくご家庭というのはまずありません。
    ゴミなどから発せられる不快な臭いならすぐに片づけますし、ガス臭ければ一目散に逃げるべきです。
    また「良い匂い」というのも、なかなか定義付けられません。
    好み、つまり個性が強く出る分野ですし、赤ちゃんは「あ、これいいかも~」とは言ってくれません。
    ですから、こちらは「改善できる可能性はあるが、あまり明確な解答が得られない」と考え、入れていません。
    以上の様に、「赤ちゃんに影響を及ぼす環境」という意味では様々なものがあります。
    ですが、これら全てを完璧に、というのは土台難しいお話となってしまいます。
    となると、現実可能で、効果が見込みやすいものに的を絞った方が良いワケです。
    そうした意味で、基本の4要素はそれらを満たした要素と言えます。

    今回のまとめ

    いかがでしたでしょうか。
    いかがでしたでしょうか。
    ここまで読んでくださった方、心から感謝申し上げます。
    具体的なお話に入る前の概要をまとめた回となりました。
    基礎編でもお話した内容が多くなってしまい、申し訳ありません。
    さて次回は、「環境編②:温度」です。
    ここから一記事毎に基本の4要素を解説して参ります!
    それでは、次回もぜひお楽しみに!
    以上、「環境編①:快適な環境とは?」でしたー!