寝かしつけにおすすめの方法

お昼寝を短くする

新生児の寝かしつけのコツとして、お昼寝の時間を短くすることがおすすめです。赤ちゃんは生後すぐは多くの時間を睡眠に費やしますが、それが逆に夜間の睡眠を妨げる一因となります。

お昼寝を短くすることで、夜間の睡眠時間を長くし、規則正しい生活リズムを身につけることが可能です。しかし、この方法は赤ちゃんにより効果が異なるため、無理に行わず、赤ちゃんの様子を見ながら試してみてください。

また、お昼寝を減らす際は、突然長時間覚醒させるのではなく、徐々に15分や30分程度短縮するとよいでしょう。赤ちゃんの体調や機嫌を見ながら、適切な調整を行ってください。

お風呂で温まる

新生児の寝かしつけにおいては、「お風呂で温まる」ことも大切な要素です。お風呂につかることで赤ちゃんの深部体温が下がり、リラックスできます。お風呂に入ったらすぐに眠りにつかせることで、眠りの質がよくなり、睡眠持続時間が長くなります。

赤ちゃんが風邪を引いたり、湿疹ができたりすると、お風呂に入れることができない場合もあります。その点も確認してから実行しましょう。お風呂は赤ちゃんのリラックスタイムでもあるため、安心して楽しめる環境をつくってあげることが大事です。

寝る前に絵本やスキンシップを取る

新生児の寝かしつけにおいて効果的なのが、寝る前の絵本タイムとスキンシップです。寝る前にママ・パパが絵本を読み聞かせることは、赤ちゃんにとって安心感を与え、落ち着いた気持ちで眠りにつくことができます。また、絵本を読む行為自体が一種のルーチンとなり、それが赤ちゃんの睡眠リズムを整える役割も果たします。

さらに、寝かしつけのときには親子のスキンシップも大切です。例えば、赤ちゃんの背中を優しく撫でる、抱っこをするなどの身体的接触は、赤ちゃんに安全で愛されているという感覚を与えます。これらのスキンシップは赤ちゃんのストレスを軽減し、よりよい睡眠を促すことができます。

抱っこは5分、その理由と効果

泣いている赤ちゃんを寝かしつけるためには、抱っこして5分間歩き、さらに5～8分間抱いてからベッドに寝かせてみてください。理化学研究所の研究によれば、この方法を用いると泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付くという結果が出ています。

抱っこしながら歩く理由は、赤ちゃんが母親の腕の中で安心感を得たり、揺られる動きがリラックス効果をもたらし、眠りやすくなるからです。しかし、抱っこをやめてしまうと赤ちゃんは再び泣き出す可能性があります。そのため、持続的に5分間抱っこをすることが推奨されています。

また、抱っこからベッドへの移動は慎重に行いましょう。赤ちゃんが目覚めやすいのは体が親から離れるタイミングのため、眠り始めから座って5～8分間待ってからベッドに置くことで、赤ちゃんが起きにくくなることが研究で示唆されています。

新生児を放置することのデメリット

新生児の寝かしつけにおいて、放置はおすすめしません。なぜなら、放置しすぎると赤ちゃんがストレスを感じ、泣きやすくなる可能性があります。なかなか泣き止まない赤ちゃんに対し、ママ・パパはストレスを感じイライラするでしょう。この時期の赤ちゃんは言葉の意味を理解できない分、ママ・パパの表情、口調、トーンなどから敏感に相手の感情を読み取る能力があります。ママ・パパのイライラが赤ちゃんに伝わることで、さらに泣き出すなど悪循環に陥ることもあるのです。

また、赤ちゃんが泣いている原因が体調不良の場合、放置することで症状が悪化するおそれがあります。